福田健人 (KENTO FUKUTA)
自己紹介
世界旅行者。アラブ情報メディア「アラブナビ」代表。
2019年現在、世界87か国・地域を渡航。2015年10月より自身の経験に基づく講演活動を開始、2019年2月時点で国内外で計8回の実績を上げる。2016年度エジプト留学生。2017年、UAE大学にてワークショップ講師を務める。2017年9月、サウジアラビア政府系メディア「Al Riyadh紙」インタビュー。2018~2019年、国内メーカーの海外営業部(Middle East & Africa)に勤務。2019年2月に独立、フリーランスとして起業し、アラブ情報メディア「アラブナビ」を設立。
1. アラブ専用Instagram: @japanxarabia ※フォロワー: 約1万3000人(2019年1月現在)
2. 旅企画専用Instagram: @kentoworld.official ※フォロワー: 約2300人(2019年1月現在)
Q. いつから旅をはじめたのか。
A. 生まれる前から父が海外に赴任していた都合上、国外に足を運ぶ機会自体は少なくありませんでした。そのため、海外自体には生まれてすぐに行っていました。しかし、一人で旅を始めたのは大学入学後の2013年6月のことです。このときはシンガポールとマレーシアに足を運びました。いわゆる「バックパッカー」としては印象の薄い旅デビューでしたが、自分の関心に従って自由に行動ができるという感覚を生まれて初めて味わったことから旅にのめり込み、2019年2月時点で87か国・地域という幅広い地域を旅行することになりました。
Q. なぜ旅を始めようと思ったのか。
自分でも明確な理由は思いつきませんが、おそらく、幼少期から世界情勢への関心が高かったことが一つの理由になっていると思います。2003年のイラク戦争勃発時にリアルタイムでライブ中継を見て以来、戦争・紛争に関する書籍や映画に触れることが多くなり、大学進学の際も、最終的には武装解除などを専門とする瀬谷ルミ子氏の出身校である中央大学総合政策学部を選びました。また、高校時代には世界史にも熱中し、古代オリエント史やヨーロッパ史、イスラーム史などを毎日のように独自に勉強していました。
Q. 幼少期はどんな少年だったのか。
はっきり言って、典型的ないじめられっ子でした。小学生のころはお弁当の中に砂や洗剤を入れられることもざらでしたし、高校時代でさえ黒板や自分の机に私を中傷するいたずら書きをされることもありました。今となれば、「何でも我慢すれば済む」などと考え、自己主張を一切しなかったことがいじめが長続きした原因だろうと思います。小学生時代は生物の図鑑や科学系のテレビ・雑誌などが大好きで、キテレツ大百科や空想科学読本、ニュートンなどにも親しんできました。
Q. どういうスタイルの旅が好きなのか。
学生時代は金銭的に余裕があるわけでもないので、極度の貧乏旅行でした。幸いにも航空券に関してはマイレージがあり困りませんでしたが、現地滞在費は節約しなければならないため、ヨーロッパや北米はほとんど旅行せず、なるべく物価の安い地域を中心に旅してきました。私は異文化に触れることが大好きなので、現地の人とSNS等で知り合い、そのつてで旅行することが多いです。2013年から一人旅を始めたので、既にSNSはフル活用できる環境にありました。
なぜ次の渡航先にヨーロッパを選んだのか。
これは私の今の関心事項に沿って選びました。2013年に一人旅をはじめて早5年以上、これまで旅先で色々な経験を重ねるなかで、私は「国境」という概念が持つ重みを非常に強く感じてきました。特にアラブ諸国や中米では、国境を越えた先にも同一の民族が暮らし、また、町の作りや文化そのものまで変わらないという場合がよくあります。逆に、民族分布を考慮しない国境線を列強諸国が引いたことで民族対立を抱えてしまっている国も多くあります。このように、現行の国家システムが第三世界を中心に歪な状況を生み出している今、この概念を17世紀ごろに生み出したヨーロッパに実際に行くことで、この問題の解決策を自分なりに考え、それを発信していけたらと考えました。
気づけばもう100か国達成となるが。
正直、知的好奇心に従っているうちにこうなったというのが正直なところです。世界の全ての国に行きたいというのは現時点では私の旅の動機ではありません。戦争や紛争のない平和な世界の芽を育てたい、という思いが常に心の中にあり、平和を阻害する諸問題を探っているうちにいつの間にかとんでもない数の国に行っていた訳です。実は、2018年には一度この初志に蓋をして、東証一部の大手メーカーに就職したのですが、同年末にうつを発症し、何も手がつけられなくなるという最悪の状況に陥ってしまいました。これを何とか克服した今では自分に素直に生きることが何よりも大切だという結論に至り、もともと強かった知的好奇心に再び従いはじめている状況です。
Q. 読者に伝えたいことは。
とにかく、自分の信念に従って生きてください。もし何かやりたいことがあるなら、そのための努力を怠らないでください。もし仮に自分自身のなかに確固たる信念がなければ、身近なところで頑張っている人を応援してあげてください。私自身も多くの人にサポートしてもらってきましたし、また、逆に「困っているな」と感じたときは、その人を最大限支援してきました。このポジティブな連鎖が続けば、少しでも世界が好転していくと私は信じていますし、これこそ健全な社会のあるべき姿だと思っています。今後とも福田をよろしくお願いいたします。
